日本人の主食である「お米」ですが、近年「お米」離れが進んでいます。お米には様々な種類の銘柄があり、それぞれ味や品質が異なります。そんな「お米」についてをまとめました。美味しいお米ふっくらツヤツヤモチモチのお米や、卵かけご飯にあう美味しいお米、カレーにあう美味しいお米など紹介していきます
お米とは?
お米は昔、祭や儀式に使用されていました。諸説ありますが、お米は貴重であり、神聖化され神秘的な力がお米に「こめられ」ていると考えれていました。その「こめられた」想いから「お米」と呼ばれるようになったと言われています。「米」という漢字をよく見ると八と十と八に分けられます。これを繋ぐと八十八となります。これはお米を作るのに掛かる手順と手間と言われています。いかにお米作りが大変で貴重な穀物であるという事が分かります。有り難い気持ちと生産者である農家さん達に感謝を「米」て残さず食べましょう。
お米の歴史
お米が日本に伝わってきたのは弥生時代~縄文時代にかけて東南アジア諸国から九州地方に伝わったとされています。
お米の種類
お米は大きく分けるとアジア稲とアフリカ稲に分けられます。アジア稲はいつも食べているお米になります。アジア稲の中でも3種類に分けられます。
- ジャポニカ米 粘りと甘みが特徴的で、いつも食べているほとんどが、このお米になります。日本、台湾、中国、オーストラリア等で栽培されています。
- インディカ米 細長くパサパサした食感が特徴的で粘りがありません。タイ米もこの種類です。主にインド料理やタイ料理などで使用されています。東南アジア諸国や中国、インドなどで栽培されており、世界の約8割を占めています。
- ジャパニカ米 粘りはありますが、ジャパニカ米程ではありません。主にリゾットやパエリアなどに使用されています。イタリアやスペインなどで栽培されています。
でんぷん成分の違い
- うるち米 いつも食べてい馴染みの深いお米です。アミロースが20%、アミロペクチン80%含んでいるお米です。
- もち米 もち米はアミロースをほぼ含んでいないお米でもち米に含まれているでんぷんがアミロペクチンのみのお米の事です。
お米の栄養は?
お米の栄養について
- 炭水化物 エネルギーを作り脳を活性化させます
- たんぱく質 血や筋肉などを作ってくれます
- 糖質 エネルギー源を作り出します
- ビタミンB1 疲れた体を元気にしてくれます
- ビタミンB2 疲れた体を整え、美肌効果を高めます
- カルシウム 丈夫な骨を作ります
- 鉄分 貧血を防ぎます
- マグネシウム 丈夫な骨や歯を作る補助をします
- 亜鉛 酵素を作り全体に活性化させます
- 食物繊維 お腹の調子を整え、便秘を改善します
おもな栄養分です。お米にはでんぷんが約7割を占めています。でんぷんは摂取するとブドウ糖変化し脳の働きを活性化させてくれるだけでなく、上記の栄養を吸収してくれます。
お米にはランクがある
栄養価があって食事には欠かせない美味しいお米。お米には食味ランクがあります。日本穀物検定協会が発表するもので、5段階に分けられて評価されています。
特A
基準米より特に良好なもの
A
基準米より良好なもの
A”
基準米とおおむね同等のもの
B
基準米よりやや劣るもの
B”
基準米より劣るもの
お米の豆知識
お米の豆知識を紹介してmmpいきます。
新米表示
お米によくある新米表示ですがこれはお米が生産された年の12月31日までの事で、新米と表示できると法律で定められています。
お米を炊くときの水
お米を炊くときの水ですが、水には軟水と硬水があります。日本のお米に適した水は軟水です。軟水は水の粒が小さくお米に浸透しやすい為、ふっくらと炊き上げる事が出来ます。一方で硬水は軟水とは逆に水の粒が大きい為、お米に浸透しにくくパサついたり硬くなりやすいと言われています。日本国内の水道水は、ほぼ軟水です。
おにぎりとおむすびの違い
おにぎりとおむすびの呼び名についてですが、西日本では「おにぎり」と呼ぶ事が多く、東日本では「おむすび」と呼ばれています。「おむすび」は神格化された山の力を授かる為に山の形である、三角形にした事から「おむすび」となったと言われています。「おにぎり」は強く握ったことから握り飯ともいわれ、「おにぎり」になったと言われています。諸説ありますが美味しく食べ笑顔になればどう読んでも構わないと思います。
おすすめのお米
おすすめの美味しいお米を紹介していきます。いつも食べている美味しいお米ですがブランドや生産地により味が異なります。食味ランキングで特Aを受賞したお米などを紹介していきますので、たまには違ったお米を食べて違いを楽しむのもいいですね。
ゆめぴりか(北海道産)
北海道で生産された有名なお米です。特Aを毎年受賞しています。覚めても美味しいお米としても知られおり、お弁当などにも最適です。ANAの国際線ファーストクラスでも提供されています。
コシヒカリ(新潟県魚沼産)
お米界のスーパースターといわれています。その強いブランド力は日本中を圧巻し常に上位に位置付けるまさに帝王。まさかの特A陥落後から見事返り咲いた「コシヒカリ」。一粒噛めばお米の甘みが広がりその味は噛めば噛むほど濃厚味わいを保ちます。
森のくまさん(熊本県城北産)
ユーモア溢れるネーミングの「森のくまさん」。そのユーモアなネーミングからは想像できない程の美味しいお米です。近年、マスコミなどにも取り上げられ知名度が高くなりました。お米一粒が小さいながらも粘りとモチモチの弾力感があり、お米の甘みが後味に残る独特のお米です。
つや姫(山形県産)
その名の通り一粒のお米が揃っていて、つやがあります。お米がもつ旨みや甘みを詰め込んでいます。常に高い評価を得ており「コシヒカリ」を凌ぐ美味しさとまで言われています。美味しいお米として全国で注目が集まっています。
青天の霹靂(青森県産)
2015年に登場した、「晴天の霹靂」は、甘みと粘りがバランスよくお米一粒がやや大きいのも特徴です。食べごたえのあるお米で炊き上がりもつやがあります。
ミルキークィーン
ミルキークィーンは農林水産省の「スーパーライス計画」で生まれたお米で通常のうるち米のアミロースに比べて約10%粘り強いのが特徴です。お米の旨みとモチモチの食感が楽しめます。
美味しいお米まとめ
いかがでしたか?日本にはまだまだ美味しいお米があります。パンもいいけどやっぱりお米!お米の有り難みをかみしめ生産者である農家さん達に感謝し美味しいお米を残さず食べて毎日元気に頑張りましょう!