名作映画「風の谷のナウシカ」あらすじネタバレと名言から感想

日本が誇る世界の巨匠「宮崎駿」監督作品の1つで大人気となりながらも地球環境について問題提起を示した作品、「風の谷のナウシカ」誰もが一度は観た事がある作品です。今回はそんな名作映画「風の谷のナウシカ」のあらすじと名言を紹介していきます。本記事にはネタバレも含んでいますので閲覧注意が必要です。宮崎駿作品の魅力である豪華な声優や音楽そして感想までを紹介していきます。独特の世界観に浸りながら見ていきましょう。

風の谷のナウシカ

名作映画「風の谷のナウシカ」は、原作「宮崎駿」による漫画で「アニメージュ」にて発表されたSF・ファンタジー作品です。「火の7日間」とは呼ばれる最終戦争により科学文明が崩壊した後、異形の生態系に覆われた終末世界が舞台となります。腐海の謎を解き人と自然が共存できる世界を求める「ナウシカ」の姿を描いています。1984年に本作品となる「風の谷のナウシカ」が公開されています。2019年には歌舞伎化され注目を再び浴びています。

風の谷のナウシカ作品情報

名作映画「風の谷のナウシカ」は、1982年に、アニメージュにて連載が始まり、4度の中断延期を経て、1994年に完結しました。1984年に本作品となる「風の谷のナウシカ」が劇場版として公開されています。1994年第23回日本漫画家協会賞大賞を受賞、1995年第26回星雲賞コミック部門を受賞するなど評価は高い。単行本の発行部数は累計1,200万部を超え日本だけでなく、海外でも8か国語で翻訳・出版されています。さらに、2019年には歌舞伎化され注目を再び浴びています。

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風の谷のナウシカあらすじネタバレ

名作映画「風の谷のナウシカ」のあらすじを紹介していきます。ここではネタバレも含んでいますので閲覧注意が必要です。

火の7日間と腐海

人類は科学技術の推移を結集し「巨神兵」を作ります。やがて、戦争が起き、「巨神兵」が兵器として使用され、世界は「巨神兵」によりたった7日間で全て焼き尽くされてしまいます。全てを焼き付くした最終戦争を「火の7日間」と呼び、滅びた世界から1000年後、猛毒を持つ植物が生まれます。猛毒な瘴気を放ち世界は「腐海」という猛毒植物に覆われてしまいます。「腐海」には巨大な虫が住み人類を脅かしていました。

ナウシカとユパ・ミラルダ

風の谷の族長「ジル」の娘「ナウシカ」は腐海の謎を解く為に、自ら「腐海」に入り植物の胞子を集めていました。「ナウシカ」はそこで大きな完璧な王蟲ームの抜け殻を発見し、持って帰ります。すると大きな銃声が聞こえ、誰かが蟲に襲われていると直感し、救出に向かいます。王蟲に襲われているのを確認すると、虫笛で王蟲の怒りを鎮め無事に森に返す事に成功しました。「ナウシカ」は襲われいた人物が師匠であり父と旧知の仲である「ユパ・ミラルダ」であると分かり喜び勇んでユパの元へと駆け寄ります。

風の谷と伝説

風の谷は酸の海から吹く風により「腐海」からの瘴気で侵食されず自給自足の穏やかな生活をして暮らす小さな国です。「ナウシカ」と「ユパ」が谷に戻り「ユパ」の久しぶりの帰還に村人達は厚く歓迎します。「ユパ」は「ナウシカ」の父「ジル」と再会するも、「ジル」は既に腐海の毒に侵されていました。自身が余命幾ばくもないと悟り、「ユパ」に里を託します。だが「大ババ様」が、ユパは探し続けるよう定められた男だと言うと、伝説の言葉を口にします。その伝説とは「その者、青き衣を纏いて金色の野に降り立つべし、失われし大地との絆を結び、ついに人々を青き清浄の地に導かん」という内容です。

トルメキアとペジテの姫ラステル

その夜、蟲に襲われている トルメキアの大型船が風の谷に現れます。救出に向かった「ナウシカ」ですが、大型船は墜落してしまいます。「ナウシカ」は船の残骸から少女を助け出します。少女はペジテの姫「ラステル」でした。「ラステル」は積み荷を燃やして欲しいと「ナウシカ」に告げます。「ナウシカ」が「積荷は全部燃えた」と伝えると安堵の表情を浮かべ静かに息を引き取ります。

巨神兵

救出活動を終え燃え尽きた残骸の中から、奇妙な物が発見されます。それはペジテで発見され1000年間、地下深くに眠っていた「火の7日間」を起こした生き残りの「巨神兵」でした。

トルメキア侵略

風の谷の住民は墜落した大型船に着いていた腐海の胞子を焼き払っていました。胞子を残してしまうと、たちまち腐海に飲み込まれてしまいます。住民総出で作業をしていた、その時、突如として現れた大国トルメキアの軍隊、トルメキアの軍隊が侵攻してきました。「ナウシカ」は谷の住民を城へ避難させる為、誘導していたが、その隙に「ジル」が居る塔にトルメキア軍が攻め入ります。「ナウシカ」は急いで塔に向かうが、時既に遅く大ババさまの側で横たわる変わり果てた「ジル」の姿を目にします。怒りで我を忘れた「ナウシカ」は、トルメキアの兵士達を倒していきます。そこへ「ユパ」が入り「ナウシカ」を静止させます。「ユパ」の助言もあり「ナウシカ」は、トルメキアに従うように住民に話します。トルメキア軍の「クシャナ」はこの地を全て焼き払い、再び大地を蘇らせると告げるが、大ババ様が腐海に手を出すなという言葉も、年寄りの戯言と吐き捨て取り合わなかった。その夜、「ナウシカ」は地下にこもり人知れず腐海の植物の研究を続けていた部屋にいました。そこへ「ユパ」が現れ猛毒の瘴気を放つ植物が瘴気を出していない事に驚いていると、「ナウシカ」が汚れているのは土だと告げます。翌日、「ナウシカ」と城オジ達人質となり、「クシャナ」は、一旦トルメキアに戻る事になります。

ガンシップ襲撃

「ナウシカ」達を乗せたトルメキアの船は、突然、ペジテのガンシップに襲撃されます。襲われたトルメキアの船は全滅してしまい、生き残った「ナウシカ」と「ミト」は、唯一まだ飛べるガンシップに乗り込み脱出を図り脱出しようとした時、生き残っていた「クシャナ」が現れます。「ナウシカ」は「クシャナ」をガンシップに乗せます。

アスベルと腐海の謎

「ナウシカ」は城オジ救出に向かいバージを見つけますが、慌てふためく城オジ達を落ち着かせる為、自らのマスク取り落ち着かせ不時着できる場所まで誘導します。しかし、そこは王蟲の巣でした。「ナウシカ」は王蟲と心を通わせペジテのガンシップに乗っていた少年が生きている事を知ります。「ナウシカ」は「ミト」に1時間経っても戻らなければ、谷へ帰りなさいと告げると、メーヴェに乗り少年の救出に向かいます。「ナウシカ」は少年を見つけて救出します少年は「アスベル」と名乗り「ラステル」の双子の兄でした。脱出しようとするが、蟲の尻尾に当ってしまい墜落してしまいます。「ナウシカ」が目を覚ますとそこには澄んだな水が流れていました。瘴気も発生しておらずマスクもいらない世界が広がっていました。そこは腐海の植物の研究で得た結果と同じで、腐海が腐海の土地を綺麗にしている事を確信します。そして「ナウシカ」は腐海の謎を究明した事に歓喜します。

ペジテの謀略

ペジテへと向かう途中で数多くの蟲達の死骸を目にします。そしてその先にあったのは、変わり果てたペジテの姿でした。「アスベル」が、トルメキアを全滅させても、再建できないと呟き、「ナウシカ」がその真意を問い詰めます。そこへ、ペジテ市長がやって来て蟲達を使い占領していたトルメキア軍を殲滅させたと語ります。さらにペジテは第2弾の作戦を展開していました。その作戦とは、風の谷を蟲達に襲わせトルメキアから巨神兵を奪還するという作戦でした。メーヴェに乗り込み風の谷に向かおうとするがペジテに囚われてしまう。

城オジ達の反撃

「ナウシカ」が捕らわれの身となる一方で、風の谷では腐海の植物の胞子が残っており、トルメキア軍により焼き払う事が決定されてしまいます。そこで風の谷の住民が一丸となり反旗を翻します。城オジ達が戦車を乗っ取り大暴れし住民達はかつての宇宙船の残骸に立てこもり籠城戦へと持ち込みます。

ナウシカ救出

作戦を知った「ナウシカ」は急いで風の谷に戻ろうとしますが、ペジテに囚われてしまいます。ペジテの船に乗せられた「ナウシカ」でしたが、「ラステル」の母の協力でペジテの少女と入れ替わり脱出しようとします。そこへトルメキア軍の船が現れ、ペジテの船を襲い始めあっという間に制圧されてしまいます。「ナウシカ」はためらいますが、「アスベル」が谷の人を救えるのは君しかいないと身を挺して「ナウシカ」を逃がします。「ナウシカ」が脱出したのをコルベットに気付かれ攻撃を受けながらも必死に逃げます。そこへ「ミト」と「ユパ」がのったガンシップが現れコルベットを一発で撃墜します。そして「ユパ」はペジテの船へと飛び乗り瞬く間にトルメキア軍を制圧しペジテの人々を救いました。

王蟲の暴走

「ナウシカ」は「ミト」と共に風の谷へと猛スピードで向かっていました。そして王蟲の目が攻撃色の真っ赤に染まった大群が風の谷へと向かっているのを目にします。「ナウシカ」は王蟲の子供を使い王蟲の群れをおびき寄せているペジテの飛行船を見つけます。「ナウシカ」はメーヴェに乗り飛び出して王蟲の暴走を止める為に懸命に呼びかけ説得します。しかし、敵だと思われ「ナウシカ」に攻撃をしかけてきました。「ナウシカ」が無防備な状態で肩と足を撃たれながら飛行船に飛び乗りそのまま墜落してしまいます。「ナウシカ」は王蟲の子供を救おうとします。王蟲の子供は傷ついた体で酸の海へと入ろうとします。「ナウシカ」は懸命に止めようとしますが、止めることは出来ず負傷していた「ナウシカ」の足が酸の海へと入ってしまい苦痛に悲鳴をあげます。すると王蟲の子供は「ナウシカ」の身を案じ動きを止めます。そして、ペジテの者に王蟲の群れの真ん中に降ろすように告げます運んでもらいます。

復活!?巨神兵

風の谷ではトルメキア軍との籠城戦がまだ続いていました、トルメキア軍が一斉攻撃を加えようとしたその時、「ミト」が到着し王蟲の大群が迫っている事を告げます。そこで「クシャナ」は完成していない伝説の巨神兵を復活させてしまいます。巨神兵が復活し一発のビームを発射します。強大な威力を発揮し王蟲の大軍を焼き払いますが、不完全のまま復活させられた巨神兵は腐っており2発のビームを放つと崩れ落ちてしまいました。

伝説の青き衣

風の谷の住民は高台へと避難していました。「ナウシカ」は王蟲が暴走する群れの真ん中に降り立ちます。しかし、王蟲の暴走は止まる事は無く、「ナウシカ」は突き飛ばされてしまい、宇宙船にまで突進し、万事休すかと思われたが、王蟲の群れの中心部から攻撃色の赤い目の色から徐々に青へとかわりつつあり王蟲の暴走が止まるのでした。そこには身を挺して王蟲の暴走を止めようと「ナウシカ」がいました。王蟲達の黄金の触手が伸びてきて不思議な力で「ナウシカ」は甦り、王蟲の黄金の触手を歩く姿はまさに伝説通りの「青き衣をまといて、金色の野におりたつべし」の言い伝えと同じでした。「風の谷」は伝説通り「ナウシカ」により救われ、王蟲は腐海の森へと帰っていき、トルメキア軍は撤退しました。その後、「ユパ」と「アスベル」は旅に出ていき、腐海の最深部に残された「ナウシカ」のヘルメットの傍で小さなチコの実が新たな命を芽吹かせて物語は終わります。

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風の谷のナウシカ登場人物

名作映画「風の谷のナウシカ」に登場する主な登場人物を紹介していきます。

ナウシカ

名作映画「風の谷のナウシカ」に登場する「ナウシカ」は本作の主人公です。風の谷の族長である「ジル」の娘でもあります。谷の子供達からも慕われ「姫姉様」と呼ばれています。強いリーダーシップを持ち、守る者がいると命を賭けたり、自身が人質となることも厭わなかったり落ち込むと悲観に囚われやすくなったりします。その一方で、一度強い怒りに駆られると我を忘れてしまう一面もあり、それが元でトルメキア兵を殺してしまいます。自分自身に恐れを抱き、以後は人を殺したくないという意識を強めます。その後は、腐海に関わる戦争終結に大きな役割を果たします。

ユパ・ミラルダ

名作映画「風の谷のナウシカ」に登場する「ユパ・ミラルダ」は「ナウシカ」の師匠であり、「ジル」とは旧知の仲です。剣豪でその名を馳せながら争いや殺生を好まない人格者です。風の谷では「ナウシカ」だけでなく住民達からも尊敬を受け人望も厚い人物です。腐海の謎を解く為にトリウマのカイ、クイとともに旅を続けています。
風の谷に久々に帰還する途中、王蟲に追われていた所を「ナウシカ」に救われます。「ナウシカ」と「クシャナ」を追い「アスベル」と行動を共にします。

ジル

名作映画「風の谷のナウシカ」に登場するジル」は「ナウシカ」の父で、風の谷のをまとめる族長でもあります。腐海の毒に侵されてしまい病を患い床に伏せています。本作品ではトルメキア兵によって殺害されてしまいます。原作で病死になっています。

クシャナ

名作映画「風の谷のナウシカ」に登場する「クシャナ」はトルメキアの第4皇女です。思慮深く聡明ではあるが、冷徹な一面を持っています。過去に蟲に襲われ、左腕が義手になっています。この義手は隠し武器になっています。巨神兵をトルメキア本国に引き渡すことなく、復活させ巨神兵の強大な力で腐海を焼き払おうとしました。

クロトワ

名作映画「風の谷のナウシカ」に登場する「クロトワ」は、クシャナの側近の配下で軍参謀です。平民出身で、野心家で「クシャナ」から「狸」と評されていました。「クシャナ」の艦が撃墜されたとの報を受け最高指令官となりますが、「クシャナ」が無事に生還した事で、「短い夢だった」とぼやいていました。本作品のコメディリリーフ要員としての役割もあります。

ミト

城オジ衆のリーダー的存在で、右目に眼帯をした強面の男でナウシカの忠臣です。状況に応じてガンシップの操縦など臨機応変に対応しています。

ギックリ

城オジ衆の一人です。トルメキア軍の人質となりました。腰痛持ちです。

ゴル

城オジ衆の一人です。トルメキア軍の人質となりました。風の谷の住民と共にトルメキア軍と戦いました。

ニガ

城オジ衆の一人です。トルメキア軍の人質となりその後はトルメキア軍に反旗を翻して戦車を奪い大暴れしました。

大ババ様

名作映画「風の谷のナウシカ」に登場する「大ババ様」は村一番の長老であり、立場の高い人物で博識者です。100歳を超えており、「青き衣の者」の伝説を伝え、トルメキア兵やクシャナに、腐海を焼き払うことについて危惧し警鐘をならしています。

アスベル

名作映画「風の谷のナウシカ」に登場する「アスベル」はペジテ市の王子である「ラステル」の双子の兄です。トルメキアへの復讐心から、単身ガンシップに乗りクシャナの艦隊を襲撃します。しかし、墜落していまい、腐海で「ナウシカ」に助けられます。巨神兵を使い腐海を焼き払う考えをもっています。しかし、「ナウシカ」から諭され、目的の為に罪も無い人々を犠牲にしようとする仲間達の考えに失望し、考えを改めます。そして身を呈して捕えられた「ナウシカ」を助けます。

ラステル

名作映画「風の谷のナウシカ」に登場する「ラステル」は「アスベル」の双子の妹で、ペジテの王女でもあります。ペジテがトルメキアにより制圧されトルメキアの大型輸送船に人質として乗せられていました。一緒に積んでいた巨神兵の卵の重さに耐えられず輸送船が腐海へ侵入してしまい、蟲に襲われ風の谷周辺の岩壁に激突し、墜落してしまいます。瀕死の「ラステル」を「ナウシカ」が発見し積荷の巨神兵を燃やすよう頼むと力尽きて息を引き取ります。

ペジテ市長

名作映画「風の谷のナウシカ」に登場する「ペジテ市長」はペジテ市の最高責任者です。蟲を利用し大国トルメキアの壊滅を計画し、風の谷の住人達を巻き込む非常な作戦計画を実行します。理性的ではあるが、目的を達成させる為には犠牲もやむ得ないという考えの持ち主です。また、巨神兵を使いによる腐海を、焼き払う計画など考え方はクシャナと共通している部分があります。

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風の谷のナウシカ声優

名作映画「風の谷のナウシカ」の声優を紹介していきます。「風の谷のナウシカ」の魅力の1つは豪華な声優陣です。レジェンド声優が集結し、「風の谷のナウシカ」をさらに面白く視聴者を惹き付けます。

島本須美 (ナウシカ)

名作映画「風の谷のナウシカ」に登場する「ナウシカ」役の声優は「島本須美」さんです。「島本須美」さんは1954年生まれのナレーター、声優であり、女優です。1979年の「ゼンダマン」のイヴ役で声優デビューしています。1979年の世界名作劇場シリーズ「赤毛のアン」の主役オーディションの最終選考まで残りますが、落選。しかし、当時、スタッフとして仕事していた「宮崎駿」が島本の声に感銘を受けた事がきっかけとなり、「島本須美」を指名して「ルパン三世カリオストロの城」のオーディションに参加し、「クラリス」役に抜擢されたと云われています。この作品に出演したことにより宮崎作品に多数出演することになります。1986年「めぞん一刻」の「音無響子」役を演じ人気を集めます。「アニメージュ」主催のアニメグランプリで、1984年第7回と1987年の第10回、1988年の第11回で、女性声優部門1位を受賞されています。2014年S&S Entertainment Schoolの声優・演劇コースの、講師として後進の指導育成されています。2017年には、第11回声優アワードで高橋和枝賞を受賞されています。

納谷五郎 (ユパ・ミラルダ)

名作映画「風の谷のナウシカ」に登場する「ユパ・ミラルダ」役は納谷五郎さんです。1929年生まれの俳優でナレーター、声優です。1951年に役者としてデビューされています。「ルパン三世」の「銭形警部」役で知られており実に39年間努めました。後輩には「北斗の拳」や「キン肉マン」でお馴染みの「神谷明」さんがいます。テレビ創世記から数多くの作品に出演され人気を集めました。2013年に惜しまれつつこの世を去ります。

辻村真人 (ジル)

名作映画「風の谷のナウシカ」に登場する「ジル」役は「辻村真人」さんです。辻村真人さんは1930年生まれの俳優でありナレーター、声優です。1947年のラジオドラマ「人魚姫」の村人役でデビューされています。俳優として伊丹十三作品に名脇役として度々出演されています。「仮面ライダー」の怪人役としても知られており、甥に「かまきり男の声だ」と怖がられたことがあり、「声色を変えていても、子供には分かるんですね」と語っていました。また長男を幼稚園に送り迎えした時に、仮面ライダーごっこをしていた園児に「かまきり男」言われ突然、飛びかかってきたため、「かまきり男」の声で遊んでいると園長から止めるようたしなめられたというエピソードがあります。その後も数多くの作品に出演されています。2018年に惜しまれつつこの世を去ります。

榊原良子 (クシャナ)

名作映画「風の谷のナウシカ」に登場する「クシャナ」役は「榊原良子」さんです。「榊原良子」さんは1956年生まれの声優、ナレーターであり、声優です。1981年に「六神合体ゴッドマーズ」で声優デビューします。「ニュースステーション」でメインナレーターを約10年以上努めていました。2015年に「Go!プリンセスプリキュア」の「ディスピア」役を担当し、「美少女戦士セーラームーン」の4期「SuperS」と5期「セーラースターズ」「ネヘレニア」役を担当するなど印象的な役を演じ活躍されています。

家弓家正 (クロトワ)

名作映画「風の谷のナウシカ」に登場する「クロトワ」役は「家弓家正」さんです。「家弓家正」さんは1933年生まれの俳優であり声優です。1956年にラジオドラマにて声優デビューします。洋画の吹き替えを数多く担当されていました。悪役の声優のイメージが強い声優、それだけ幅広く演じられる技術を持っていました。2014年に惜しまれつつこの世を去ります。

永井一郎 (ミト)

名作映画「風の谷のナウシカ」に登場する城オジ「ミト」役は「永井一郎」さんです。「永井一郎」さんは1931年生まれの俳優であり声優、ナレーターです。国民的アニメ「サザエさん」の「磯野波平」役で知られています。テレビ創世記より活躍されており、声優界の重鎮の1人でもあります。2009年に第3回声優アワード功労賞を受賞されています。2014年に惜しまれつつこの世を去ります。

八奈見乗児 (ギックリ)

名作映画「風の谷のナウシカ」に登場する城オジ「ギックリ」役は「八奈見乗児」さんです。「八奈見乗児」さんは1931年生まれのナレーターであり、声優で俳優です。テレビ創世記から活躍されており、幅広い演技でコミカルな役や温厚な役等を演じました。特にユーモラスな演技は「八奈見節」と称されていました。「ドラゴンボール」のナレーションや「タイムボカン」シリーズの「グロッキー」や「ボヤッキー」役で知られています。2009年に東京アニメアワード第5回功労賞を受賞されています。2015年に休業を発表し全ての役を降板し、病気療養中です。

宮内幸平 (ゴル)

名作映画「風の谷のナウシカ」に登場する城オジ「ゴル」役は「宮内幸平」さんです。「宮内幸平」さんは1929年生まれの声優、ナレーターであり俳優です。老人役が多く「ドラゴンボール」の亀仙人や「アルプスの少女ハイジ」のおじいさん役で知られています。温和なお爺さん役から厳格なお爺さん役まで幅広ろく演じわけていました。小銭をポケットに入れたまま収録することが多く同じ声優の野沢雅子さんから「ノイズの宮」というアダ名を付けられたエピソードがあります。1995年惜しまれつつこの世を去ります。

矢田稔 (ニガ)

名作映画「風の谷のナウシカ」に登場する城オジ「ニガ」役は「矢田稔」さんです。「矢田稔」さんは1931年生まれの俳優であり声優、ナレーターです。1939年に童謡歌手としてデビューと同時に子役としても映画「新雪」に出演されています。テレビ創世記から活躍されています。タレント養成スクール「アーク・アクターズ・スクール」の顧問、講師を、近年まで務めていました。宝映テレビプロダクション付属養成所などでも講師を務めており、後進の指導にあたっています。

京田久子 (大ババ様)

名作映画「風の谷のナウシカ」に登場する大ババ様役は「京田久子」さんです。「京田久子」さんは1935年生まれの女優であり、声優です。主に老婆の役が多く「幽遊白書」の「玄海」役で知られています。数多くの作品に出演され、2019年に第13回声優アワード賞功労賞を受賞されています。

松田洋治 (アスベル)

名作映画「風の谷のナウシカ」に登場する「アスベル」役は「松田洋二」さんです。「松田洋二」さんは1967年生まれの俳優で声優です。1974年に子役としてデビューされています。「家族ゲーム」の沼田茂之役で注目を浴びています。1997年「タイタニック」の「レオナルド・ディカプリオ」の吹き替え、「もののけ姫」の「アシタカ」等も担当されています。2006年東京アニメーションカレッジ専門学校で講師として後進の指導・育成されています。

富永みーな (ラステル)

名作映画「風の谷のナウシカ」に登場する「ラステル」役は「富永みーな」さんです。「富永みーな」さんは1966年生まれの声優で女優、ナレーターでもあります。1971年に子役としてデビューされています。1975年に海外ドラマ「大草原の小さな家」の「キャリー」役で声優デビューされています。「それいけ!アンパンマン」の「ロールパンナ」役や脇役を担当されています。2017年に「ドキンちゃん」役の「鶴ひろみ」さんが急逝され代役として2代目「ドキンちゃん」を演じています。1999年に国民的アニメ「サザエさん」の「カツオ」役である「高橋和枝」さんが逝去され3代目「磯野カツオ」を演じています。2018年に年、第12回声優アワード高橋和枝賞を受賞されています。

麦人 (ペジテ市長)

名作映画「風の谷のナウシカ」に登場する「ペジテ市長」役は「麦人」さんです。「麦人」さんは1944年生まれで芸能一家出身です。声優としては「新スタートレック」シリーズの「ジャン=リュック・ピカード艦長」の吹替で知られています。

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風の谷のナウシカの魅力

名作映画「風の谷のナウシカ」の数ある魅力の1つとして音楽が挙げられます。「風の谷のナウシカ」に絶妙にマッチした演出と音楽です。その音楽は本作品である「風の谷のナウシカ」だけでなく多くの宮崎駿作品に反映されています。どれもが素晴らしくより一層映画を盛り上げてくれます。

久石譲

名作映画「風の谷のナウシカ」の音楽を担当されているのは「久石譲」さんです。「久石譲」さんは1950年生まれのピアニストで、作曲家、指揮者でもあります。「久石譲」の名は本名ではありません。「久石譲」の名前の由来は大学時代に友人と話し合い、当時活躍していた「クインシー・ジョーンズ」の名前をもじり漢字に当てたものです。宮崎駿監督作品においては、本作品である「風の谷のナウシカ」以降、29年間映画の音楽を担当されています。また、北野武監督作品においても、「あの夏、いちばん静かな海」から「Dolls」までの7作品の音楽を担当されています。

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風の谷のナウシカ名言

名作映画「風の谷のナウシカ」の名言を紹介していきます。本作品である「風の谷のナウシカ」には印象深い心に響く名言が数多く登場し考えさせられます。早速見ていきましょう。

ナウシカ

大地を傷つけ奪いとり汚し焼き尽くすだけのもっとも醜い生き物。蟲達の方が私達よりずっと美しい。

 

きれいな水と土では 腐海の木々も毒を出さないと分かったの
汚れているのは土なんです
この谷の土ですら汚れているんです
なぜ 誰が世界をこんなふうにしてしまったのでしょう。

 

どんなにみじめな生命であっても、生命はそれ自体の力によって生きています。この星では生命はそれ自体が奇跡なのです。

ユパ・ミラルダ

ナウシカにはなれずとも同じ道はいける

 

腐海は着実に広がっている なのに どこへいっても戦に 飢え 不吉な影ばかりだ なぜ この谷のように暮らせぬのか

クシャナ

欲望に翻弄されるのも憎悪にとらわれるのもたいしてかわりはない。

 

なぎ払え!

クロトワ

うだつの上がらない平民出に やっと巡ってきた幸運か?それとも破滅の罠か

 

みじけぇ夢だったな

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名作映画「風の谷のナウシカ」あらすじネタバレと名言から感想まとめ

いかがでしたか?名作映画「風の谷のナウシカ」は自然と人間との共存をテーマにして描かれているだけでなく人間の内に秘めた愚行まで描いています。巨神兵により文明が破壊されマスクなしでは生きられないそんな世界が来る。本作品は自然を破壊し温暖化が進む世界を危惧しています。少なからずこの世界が「ナウシカ」の世界に近づいてきている事は確かであるといえます。本作品は原作とは相違点もあるものの上手く映画の時間内に納めています。原作も面白いので見比べて観るのもいいです。また、印象深い名言は人間臭い表現を上手く表しています。実に人間とは愚かな生き物であるかを反映する一方でどんな困難になろうとも心の奥底で小さな芽が息吹いており、生き方次第で大樹となるという奥深さを残す作品であるといえます。観かたによりいろいろな事を考えさせられる名作です。その点に注目して名作映画「風の谷のナウシカ」ご覧になってみてはいかがでしょうか?

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