世界に伝わる不老不死伝説とは?

いつまでも若く年をとらない、永遠の命、「不老不死」それは人類が持つ夢であり憧れです。人間誰しもいつかは必ず死が訪れます。しかし…この世界には「不老不死」の伝説があります。今回はそんな誰もが1度は憧れた事のある「不老不死」についてを調査しました。数多く語られている「不老不死」伝説について迫ります!

不老不死とは?

不老不死とは永遠に若いままで歳をとらず、どんな病気や打撃による傷、それに伴う苦痛などにも耐えうる状態の事です。

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世界に伝わる不老不死伝説

世界に伝わる不老不死、そんな永遠の命「不老不死」を授かったとされる伝説が世界に数多く語られています。そんな世界に語られている「不老不死」の伝説を紹介していきます。

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サンジェルマン伯爵

世界に語られている「不老不死」の伝説の1つはサンジェルマン伯爵です。サンジェルマン伯爵が初めて登場したのは1710年です。フランスの作曲家のジャン・フィリップ・ラモーがサンジェルマン伯爵に会っています。その証言記録によると数十年が経過し「サンジェルマン伯爵」と再会した時、歳をとらない当時と同じ容姿で同じ年齢のサンジェルマンだったと記述されています。さらに、彼の存在は神秘そのものだとしかいいようがないとも記録されています。そして、「サンジェルマン伯爵」はルイ15世とも会っています。ルイ15世が「サンジェルマン伯爵」の噂を耳にし不思議な「サンジェルマン伯爵」に興味を示します。初めてルイ15世の前に現れた「サンジェルマン伯爵」は頭を下げるとポケットから、ばらばらとダイヤモンドを出しテーブルの上に置き「これは陛下への贈り物です。どうぞ受け取って下さい」と言い、驚いたルイ15世が「このダイヤはどこでてにいれたのか?」と問うと彼は「このダイヤは私が作ったものです。」と言い放ったといいます。この発言以降、「サンジェルマン伯爵」はパリの社交界で話題になり、いろんなパーティーに出席するようになりました。そして貴族達を相手に不思議な話をするのです。ある時は中世イギリスの国王であったリチャード王と共に十字軍に参加した時のことを懐かしそうに語ったりするのです。貴族達が疑った顔をすると、「サンジェルマン伯爵」は自分の使用人に「君も覚えているよね、あの時のこと。私の話が本当だというこを説明してあげなさい。」と言うと使用人は、「私はまだ伯爵にお仕えしてから500年しかたってないのですから。」などと話したといいます。「サンジェルマン伯爵」の食事は霊薬を口にしており、他は必要としないと言って、実際に人前では全く食事をしなかったとも云われていますそして、錬金術に長けており「賢者の石」を保有していたとされています。

八百比丘尼

「八百比丘尼」は800歳まで生きたという伝説の女性です。その昔、若狭国に高橋長者という親子が住んでいました。ある日、どこからともなくやってきて村に住みついた男に食事に招かれます。男に招かれ村の者達と行ってみると男の家は立派なお屋敷だったのです。男に屋敷を一通り案内され、調理場を通りかかった時、ふと調理場を覗いてみると料理人が不思議なものを調理しているのが見えました。それは、上半身は人で下半身は魚の姿をした人魚でした。やがて高橋長者たちの前に料理が運ばれて来たのですが、人魚の肉だということで、誰も気味が悪くて手をつけませんでした。帰ろうとする長者たちに、屋敷の男はその料理をお土産に持たせます。皆は帰り道にそのお土産を気味が悪いと言って海に捨てますが、珍しいものが好きな高橋長者だけは人魚の肉を持ち帰ります。家に帰った高橋長者は戸棚に人魚の肉を隠します。戸棚に何かを隠したのを見ていた高橋長者の娘は、その夜、こっそり戸棚を開け人魚の肉の料理を食べてしまいます。やがて娘は、美しい女性へと成長し、結婚して幸せな日々を送ります。しかし、不思議な事に夫が年をとり死んでも娘は少しも老いることなく美しいままなのです。いつしか村のみんなからは化け物だと恐れられ相手にされなくなりました。悲しみにくれる娘は、村を出て諸国を巡る比丘尼となりました。全国各地を巡り植樹伝説を残し、椿を持っていた事などから白い椿は「八百比丘尼」を象徴する花として伝わっています。そうして800年もの歳月が過ぎ「娘」は故郷に戻って来ました。福井県小浜市の「空印寺」にある洞窟に入り二度と戻って来ませんでした。文献によると、室町時代に若狭から八百比丘尼が京都に現れたいう事が記されています。

徐福

秦の始皇帝より「不老不死」の霊薬を探索するように命じられた「徐福」は古代中国で仙人が住むと伝えられていた日本へやってきます。「徐福」は秦の始皇帝に適当な薬を送り、「不老不死」の霊薬の探索を続けます。そして、何年か過ぎたある日、「徐福」は様々な薬を調合し、遂に若返る事のできる霊薬を発見しました。自ら「不老不死」になった「徐福」は中国には帰らず日本で生活するようになりました。その後、真実を知った始皇帝は激怒し追っ手を日本へ送ります。日本で秦の追っ手らしき人達が熊野山中で何かを探していたという記録が残っています。その後も、江戸時代に「徐福」と会って話を聞いたという記録も残っています。

竹取物語

竹取物語ではかぐや姫が月に帰ってしまうのですが、実は月に帰る前に、「不老不死」の霊薬を置いて帰ります。「不老不死」の霊薬ですが、お爺さんは日本一の山の頂上で燃やす事にしました。その山が不死の山、「富士山」と呼ばれるよになったと言われています。

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不老不死伝説のまとめ

いかがでしたか?誰もが羨む永遠の命…。世界には「不老不死」となった伝説が幾つもありました。「不老不死」それは、病気もなく歳をとらず若いまま、誰もが憧れる夢。しかし、「不老不死」は大切な人の最後を見続けなければならない「永遠の孤独」それでもあなたは不老不死を望みますか?

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