名作ドラマ「白線流し」長野県松本市を舞台にした青春群像劇です。本作品はシリーズ化されその後が描かれた作品としても知られています。そんなキラキラした青春を描いた名作ドラマ「白線流し」の魅力を紹介していきます。数十年前の作品ですが色褪せぬ名作です。「白線流し」の撮影秘話や「白線流し」に関する小ネタ集を紹介していきます。後半には色褪せぬ名作ドラマ「白線流し」の名シーンを振り返ります。名作ドラマ「白線流し」見ていきましょう!
白線流し
白線流しとは、卒業式の日に卒業生が学帽の白線とセーラー服のスカーフを一本に結び川に流す行事のことです。例年3月1日に、岐阜県高山市の岐阜県立斐太高等学校が、大八賀川で行われる行事で70年以上行の歴史があるといわれています。
白線流し作品情報
名作ドラマ「白線流し」は1996年1月~3月まで放送されていました。全11話平均視聴率11.4%です。第8回ザテレビジョンドラマアカデミー賞最優秀作品賞を受賞した作品です。白線流しはシリーズ化されその後を描いた「白線流し19の春」が1997年に、1999年に「白線流し二十歳の風」、2001年に「白線流し旅立ちの詩」、2003年に「白線流し二十五歳」、2005年に完結編となる「白線流し夢みる頃を過ぎても」が放送されました。
白線流しの魅力
名作ドラマ「白線流し」の魅力について紹介していきます。色褪せない名作ドラマとして名高い「白線流し」その中でも観るものを惹き付けてやまない魅力を紹介します。
宇宙ノ名前
その後もある!シリーズが魅力!
白線流しの舞台が魅力!
白線流しの挿入歌が魅力!
名作ドラマ「白線流し」の挿入歌を歌うのは「スピッツ」です。「スピッツ」は草野マサムネさん(ボーカル・ギター)、三輪テツヤさん(ギター)、田村明浩さん(ベース)、﨑山龍男さん(ドラムス)らで1987年に結成。1991年にメジャーデビューし、1995年に発売された「ロビンソン」が初のオリコンチャートとTOP10入りします。その後もミリオンヒットとなる楽曲を次々と世に出し活躍されています。実は、本作品である「白線流し」の挿入歌「空も飛べるはず」は1994年に発売されていました。本作品である「白線流し」の挿入歌として起用され再出荷し、オリコンチャート1位を獲得しました。
第37回日本レコード大賞
- 優秀作品賞「ロビンソン」
- ベストアルバム賞「ハチミツ」
第58回日本レコード大賞
- 優秀アルバム賞「醒めない」
ザテレビジョンドラマアカデミー賞
- 第8回主題歌賞「空も飛べるはず」
- 第12回主題歌賞「スカーレット」
- 第29回主題歌賞「遥か」
日本ゴールドディスク大賞
- 第11回日本ゴールドディスク大賞ベスト5シングル賞「チェリー」第14回日本ゴールドディスク大賞ロック・アルバム・オブ・ザ・RECYCLE Greatest Hits of SPITZ
白線流しの名シーン
名作ドラマ「白線流し」の名シーンを紹介します。心に残る印象的でドラマ史に残る名シーンとは?豪華出演陣の迫真の演技にも注目です!
園子の机に描かれた謎の点、渉がつけていたのですが、この点を線で繋ぐと…星座になります。園子がそれに気付いたシーンは名シーン。
茅乃を連れ出したのを後を追う園子。そこで渉が言ったセリフです。揺れ動く気持ちとは名シーンです。
園子と渉が電車ですれ違い、渉の姿を見た園子が電車を追いかけて走ります。間に合わず電車が通りすぎ座り込む園子。踏切りの向こうから走る渉、踏み切りを隔て出会うシーンは名シーンです。
白線流しの小ネタ集
名作ドラマ「白線流し」に関する小ネタをまとめました。小ネタを知るとさらに面白い!…はずです。
名作ドラマ「白線流し」の舞台となった長野県松本市では、「白線流し」は実施されていません。実際は岐阜県高山市の岐阜県立斐太高等学校で行われています。70年以上の歴史があります。「白線流し」の舞台がなぜ長野県松本市なのかというと多忙な出演者達の移動時間を考慮した結果といわれています。
撮影の合間にサーフィンをして、日焼けしてしまいメイクさんに怒られていたそぅです。プロサーファーになる程の腕なので結果良かったのかなぁ…?ちなみに当時、共演していた長瀬智也さんと仲良くなり、よく長瀬智也さんの実家に泊まりにいっていたそうです。
七倉園子役の酒井美紀さんは、泣きのシーンでどうしても涙がですに24回のNGを出し監督にダメ出しされたという苦い思いでをお持ちです。今や大女優となられた酒井美紀さんにも、そんな初々しい時代もあったのかと驚きです。
名作ドラマ「白線流し」のその後を描いた「白線流し19の春」は初山別村が舞台となっています。劇中で名もない星でも名前が付いていると語った渉。そして友情の証として7人の名前の付いた星を贈っていました。この7つの星は実際に存在し劇中で使用された7人の名前がついています。
名作ドラマ「白線流し」に登場する橘冬美は女優を目指し上京するも挫折、その後、これまでの7人の軌跡を書きたいと話、執筆し始めます。タイトルの仮題は「白線流し」。これは、本作品である「白線流し」脚本家の信本敬子さんが橘冬美のモデルではないかと噂されています。
登場人物
名作ドラマ「白線流し」に登場する人物を紹介します。
大河内 渉
園子と同じ松本北高校定時制に通っています。母親が家を出た後、父も癌で他界、親戚宅で肩身の狭い思いで暮らし中学校を卒業すると同時に鉄工所で働き1人暮しを始めます。不幸な生い立ちでひねくれてしまいコミュニケーションをとるのが苦手。父と同じ天文台で働く事を目標にしています。
七倉 園子
松本北高校に通う高校3年生です。夢や目標が見えず悩み葛藤しています。真面目な性格ですが茅乃に脅された際は自分の意思をハッキリ主張する強さも併せもっています。渉と同じく星が好き。シリーズを通して渉に恋心を抱く。同時に優介を振り回す小悪魔ぶりを発揮しています。
飯野 まどか
園子とは中学校から同じ学校に通う同級生です。慎司と恋人同士です。慎司の遭難事件をきっかけに看護師への道を志します。園子の相談相手でもあり親友でもある。
橘 冬美
園子と同じ松本北高校に通う同級生です。実家は老舗の旅館です。女優を目指しています。
汐田 茅乃
渉と同じ工場で働いています。強気な性格の持ち主で、渉に恋心を抱き園子の恋を度々妨害していました。保護観察中の問題児でしたが、仲間達の友情に触れ改心しています。実家は売れない用品店です。
冨山 慎司
園子と同じ松本北高校に通う同級生です。実家は神社で飯野まどかの恋人です。卒業を控えたある日、山で遭難し救出されますが、記憶を失います。その後、仲間達の支えで記憶を取り戻しています。この時、山岳救助隊に救助された事に感銘を受け将来山岳救助隊になるという目標を持つ。
長谷部 優介
園子と同じ松本北高校に通う同級生です。秀才で成績は常に上位、京都大学進学を目指しています。父は信州銀行松本支店長です。父が逮捕されたのをきっかけに弁護士の道を志す
キャスト
名作ドラマ「白線流し」のキャストを紹介していきます。今をときめく豪華出演人にも注目です!
長瀬 智也 (大河内 渉)
名作ドラマ「白線流し」の大河内渉役は「長瀬智也」さんです。「長瀬智也」さんは、1978年生まれのアイドルグループTOKIOのメンバーでボーカルです。俳優業やタレント活動もされ活躍されています。1993年に「ツインズ教師」にて俳優デビューし、1994年にTOKIOとしてメジャーデビューします。2002年に第15回日刊スポーツ映画大賞石原裕次郎新人賞を「ソウル」にて受賞しています。その後も数多くの作品やライブを行い多くの賞を受賞されています。2021年にジャニーズ事務所を退所、多岐にわたり活躍されています。
酒井 美紀 (七倉 園子)
名作ドラマ「白線流し」に登場する七倉園子役は「酒井美紀」さんです。「酒井美紀」さんは1978年生まれの女優です。1995年に「東京的聖誕祭」で女優デビューし、数多くの作品に出演され活躍されています。1995年の「ひめゆりの塔」「Love Letter」で、第19回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞されました。1996年には本作品である「白線流し」にて第8回ザテレビジョンドラマアカデミー賞新人俳優賞を受賞されています。1998年には「誘拐」にて第21回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞されています。その後も数多くの作品に出演され活躍されています。
京野 ことみ (飯野 まどか)
名作ドラマ「白線流し」に登場する飯野まどか役は「京野ことみ」さんです。「京野ことみ」さんは、1978年生まれの女優です。1992年に「七人のおたく」で女優デビューし、同作品で同時に歌手デビューします。1995年に「僕らに愛を!」で第5回ザテレビジョンドラマアカデミー賞新人俳優賞を受賞されています。代表作は本作品である「白線流し」「ショムニ」以後、多岐にわたり活躍されています。
馬渕 絵里何 (橘 冬美)
名作ドラマ「白線流し」に登場する橘冬美役は「馬渕絵里何」さんです。「馬渕絵里何」さんは、1979年生まれの女優です。1992年ホリプロスカウトキャラバンでグランプリを勝ち取り1993年にデビューします。その後、数多くの映画や舞台、ドラマに出演され活躍されています。2012年9月、三豊ふるさと大使に就任されています。代表作品は「白線流し」「渡る世間は鬼ばかり」
遊井 亮子 (汐田 茅乃)
名作ドラマ「白線流し」に登場する汐田茅乃役は「遊井亮子」さんです。「遊井亮子」さんは、1976年生まれの女優です。1995年のフジテレビビジュアルクイーンとしてデビューします。その後も数多くの作品に出演され舞台や映画、ドラマにと活躍されています。
中村 竜 (冨山 慎司)
名作ドラマ「白線流し」に登場する冨山慎司役は「中村竜」さんです。「中村竜」さんは、1976年生まれの俳優、プロサーファーであり写真家です。1994年に「アリよさらば」でデビューし、本作品である「白線流し」にて注目を集めます。2000年にサーフィンのプロテストに合格し、プロサーファーとして世界で活躍されています。また、和風家具ショップ「和楽」をプロデュースし、2006年には世界各地で撮った写真で写真展「entrance」の開催しています。現在も多岐にわたり活躍されています。
柏原 崇 (長谷部 優介)
名作ドラマ「白線流し」に登場する長谷部優介役は「柏原崇」さんです。「柏原崇」さんは1977年生まれの俳優でミュージシャンです。1993年の第6回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞し、1994年に「青春の影」で俳優デビューします。1995年の映画「Love Letterで日本アカデミー賞新人賞を受賞されています。また韓国でも公開され爆発的な人気を得ています。「将太の寿司」など話題作に出演され活躍、映画やドラマにと活躍されています。
色褪せぬ名作ドラマ「白線流し」の魅力!撮影秘話とは?まとめ
色褪せぬ名作ドラマ「白線流し」は心に残る印象深いドラマでした。月日が流れても淡い青春時代が蘇りノスタルジックで切なくもなります。あのキラキラした七人の青春…いいですね~。私も大河内渡に憧れ夜間高校へ…キラキラした青春を!!しかし、キラキラの欠片もなくまるでリアルクローズの世界…。芹沢君がいっぱいおるやん…ヘドロの青春時代でしたね…まぁそれはさておき…キャストがまた豪華!長瀬智也さんの演技は若手ながら非常に難しい役を見事に演じていました。どこか哀し気な眼であったりとハマリ役ではないでしょうか?でも、可哀想なくらい不幸でしたが…。本編から完結編まで実に9年の歳月を共にしたドラマで彼女達の成長を身近に感じどこか共感する部分もありました。撮影秘話はビックリする内容でしたが、撮影秘話を知り、さらに「白線流し」の魅力に気づきました。名作ドラマ「白線流し」淡い青春時代を思い出せる作品…ご覧になって観てはいかがでしょうか?今回は連続テレビドラマをメインに書いていますので、後日またスペシャル版も記したいと思います。