名作アニメ「天空の城ラピュタ」影の功労者「タイガーモス号」徹底解説!知られざる功績とは?

名作アニメ「天空の城ラピュタ」に登場する空賊ドーラ一家の母船「タイガーモス号」劇中で登場シーンは少ないものの「タイガーモス号」なくしてラピュタには到達できません。今回はそんな影の立役者「タイガーモス号」にスポットをあてたいと思います。ドーラ一家の母船である「タイガーモス号」の船体や内部構造、「タイガーモス号」の活躍から最期を紹介し、「タイガーモス号」と同じ愛称で呼ばれた実在機を紹介していきます。影の功労者「タイガーモス号」を徹底解説!知られざる「タイガーモス号」に迫ります!

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天空の城ラピュタ

名作アニメ「天空の城ラピュタ」は、原作「宮崎駿」によるスタジオジブリ初の作品です。小学生を対象にした古典的な冒険活劇として企画されました。興行成績は振るわなかったが、観客満足度調査は97.7%と非常に高かった。そして、物語は幅広い年齢層に支持され、2020年に「一番好きな宮崎駿監督作品」の人気ランキングで2位の「風の谷のナウシカ」を押さえ、圧倒的得票数を獲得し1位となりました。19世紀後半の産業革命期のヨーロッパを元にした冒険ファンタジー作品です。

天空の城ラピュタ作品情報

名作アニメ「天空の城ラピュタ」の作品情報について紹介していきます。名作アニメ「天空の城ラピュタ」は1986年公開されたスタジオジブリ初作品です。観客動員数は77万人、配給収入は5.8億円で2016年までジブリワースト記録であった。主な受賞歴は、日本映画復興特別賞・第9回月刊アニメージュにてアニメグランプリ作品賞・第4回日本アニメフェスティバル日本アニメ大賞・アトム賞美術部門最優秀賞・中央児童福祉審議会特別推薦賞など数多く賞を受賞しています。

天空の城ラピュタあらすじ

名作アニメ「天空の城ラピュタ」のあらすじを紹介していきます。「天空の城ラピュタ」は、19世紀後半の産業革命期のヨーロッパが元となった架空の世界が舞台となっています。鉱山で働く少年「パズー」が空から降ってきた不思議な少女「シータ」を助けた事から、空賊ドーラ一家や政府機関に追われるようになります。そこには「シータ」が持つ不思議な石「飛行石」や、伝説とされた「天空の城ラピュタ」が大きく関わっていた…。

名作アニメ「天空の城ラピュタ」に登場する「「タイガーモス号」とは、空賊ドーラ一家の母船で飛行石やラピュタ探索など、活躍した飛行船です。設計者はドーラの亡き夫で「タイガーモス(tiger moth)」とは蛾の一種で「ヒトリガ(灯盗蛾)」という意味を持っています。武装はしておらず戦闘タイプの飛行船ではない。ドーラ一家の移動手段やフラップターの母船として使用されており、劇中で飛行戦艦ゴリアテに遭遇した際には、逃げていました。劇中ではラピュタ探索という大きな活躍をしています。

タイガーモス号

全長

42m

全高

20m

全幅

54m

巡航速度

35ノット(約65㎞/h)

最高速

72ノット(約133㎞/h)

航続距離

3,820㎞ (無風巡航時)

武装

なし

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タイガーモス号の乗員 (ドーラ一家)

名作アニメ「天空の城ラピュタ」に登場するタイガーモス号の乗員について紹介します。タイガーモス号は海賊ドーラ一家の母船です。後にパズーとシータも一時ではあるが搭乗しています。ここで、まずは、個性豊かなタイガーモス号の乗員達をみていこう!「タイガーモス号」の乗員はドーラの息子達だけではありません。ちなみにドーラの息子の名前の由来は歴代フランスの王族です。

マ・ドーラ

ドーラ一家のボスでありタイガーモス号の船長でもある。男勝りの腕っぷしと肝の据わった度胸をもち、大胆な行動力を併せもっています。常に先手を取り無線の暗号を解読したり、捕らわれながらも武器を隠し持ち崩壊するラピュタから財宝を盗むなど非常にしっかりしたババアです。

ハラ・モトロ

タイガーモス号の乗員の一人は、「ハラ・モトロ」です。タイガーモス号の専属技師のジジイ。ドーラ一家でも最古参のメンバーで、怒らせるとドーラよりも怖い。タイガーモス号を誰よりも愛するジジイで、助手となったパズーを気に入っていました。当初、ハラ・モトロには名前がなく宮崎駿監督はジジイと呼んでいたそうです。

シャルル

タイガーモス号の乗員の一人は「シャルル」です。ドーラの長男で、パズーの親方ダッフィーと筋肉合戦を演じた筋肉バカです。怪力で純情なドーラ一家の二番手格です。髭面で強面だかプディング好きという可愛らしいギャップを持つ。老けてみえるが30歳である。

ルイ

タイガーモス号の乗員の一人は「ルイ」です。「ルイ」はドーラの次男で、チョビ髭で、「ママ落ちる~」の奴です。あれで25歳なんです。スペイン人を父に持ち惚れやすい性格で「シャルル」と「アンリ」とは異父兄弟です。兄弟の中でも一番にシータに惚れ花をもちキッチンへと現れていました。

アンリ

タイガーモス号の乗員の一人は「アンリ」です。ドーラの三男で甘えん坊です。甘えん坊といっても20歳と成人である。三兄弟の中で唯一髭ではなく、そばかすがあるのが特徴です。「なんでも食う!」と言っていたのこいつです。末っ子なのにタイガーモス号を操縦している。そして、何故か悲しい事に名前は一度も呼ばれていない。が、タイガーモス号の操縦を担当している。

タイガーモス号の乗員の一人は「カ」です。「カ」はドーラの部下で小説版のみ名前が登場する。ポルトガル人で「シャルル」によく似ている。

タイガーモス号の乗員の一人は「キ」です。「キ」はドーラの部下で小説版のみ名前が登場する。エジプト人で一人だけ眼帯をつけているのが「キ」です。

タイガーモス号の乗員の一人は「ク」です。「ク」はドーラの部下で小説版のみ名前が登場する。中国人で「パズー」の家で「シータ」の服を発見し「女の子の服だ」と叫んでいた奴です。

タイガーモス号の乗員の一人は「ケ」です。「ケ」はドーラの部下で小説版のみ名前が登場する。「ケ」は唯一の日本人です。なぜここで日本人が登場するのか謎である。…というか無理やり日本人をブッ込んできた感がある。これといった活躍はない。

タイガーモス号の乗員の一人は「コ」です。「コ」はドーラの部下で小説版のみ名前が登場する。セネガル人で「ルイ」より先に「シータ」に会いに行っており一人で芋の皮むきをしていました。「ルイ」には腹が痛いと虚偽の報告していた様で、キッチンにいた事で「ルイ」が驚いている描写が描かれています。 

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タイガーモス号の船体構造

名作アニメ「天空の城ラピュタ」に登場する「タイガーモス号」の船体構造について、「タイガーモス号」の船体構造は、ガス嚢を木造骨格と外皮とで被覆した硬式飛行船です。浮力を制御しているのはガス嚢と主翼先端のメインローターです。ガス嚢は船体内部に7個有しており、3個損傷しても飛行可能な構造となっています。垂直に上昇したり、空中で制止できるホバリングや高速飛行は、メインローターと主翼がティルト式になっており、角度を調整することで実現可能となっています。船体の大部分は木と布で出来ています。武装されておらず装甲も無く、戦闘タイプではない。連絡手段として伝線管を使用している。

タイガーモス号の内部構造

名作アニメ「天空の城ラピュタ」に登場する「タイガーモス号」の内部構造について紹介していきます。ドーラ一家の母船である「タイガーモス号」にいくつもの部屋が存在しています。ドーラ一家「タイガーモス号」の内部について迫ります!

操縦室

タイガーモス号の先頭にあたる部位にタイガーモス号の操縦室があります。操縦室はドーラが航海図の作成をしていたり、軍の無線を傍受するための機器も備えている。操縦室には円形のガラス窓が嵌め込まれ、操縦士は右、船長は左の窓をそれぞれ覗く形となっています。

キッチン

タイガーモス号にはドーラ一家の胃袋を満たす為のキッチンがあります。劇中ではシータが料理を作っていました。シータが来る以前は非常に汚い汚部屋となっていた。

食堂

タイガーモス号の食堂はドーラ一家が食事を摂るための場所です。シータが作った料理を次々とお代わりしていた部屋です。また、男性陣の雑魚寝する部屋としても使用されています。

ドーラの部屋

タイガーモス号の船長室です。シータがタイガーモス号に乗船した時、着替えをしていた部屋です。壁には若き日のドーラらしき人物が描かれています。

機関室

タイガーモス号の機関室はハラ・モトロが一手に管理している場所です。パズーがタイガーモス号に乗船した際はここに配属されていました。人手不足もあり要領の良いパズーはハラ・モトロに気に入られていました。機関室は高温となるので、洗濯物が干されていました。焼玉エンジンを使用しています。なお速力については、小説版によると軍の最新鋭艦には劣るものの、未だそれに次ぐとされています。

見張り台

タイガーモス号の見張り台は船体上部とブリッジの上部にあります。当番制で昼夜問わず常に交代で見張りに就いています。見張り台への移動は船体の外側に取り付けられており、足場でしか移動出来ない様になっています。移動の際は命懸けで交代しなければならない。またこの見張り台は分離式となっています。見張り台の内部にあるハンドルを回すと凧の翼が展開しグライダーとなります。

母船から分離できる様になっており母船よりも高々度からの偵察が出来る様になっています。分離中は、母船側のウインチから鋼鉄製のワイヤーが伸びて船と繋がれています。もしもワイヤーが断裂しても、独立したグライダーとして飛行出来る様になっています。パズーとシータがラピュタへとたどり着く事が出来たのもこのグライダーのおかげである。どうゆう訳か、ラピュタが崩壊していく最中にこのグライダーと奇跡の再開を果たし生還している。

格納庫

タイガーモス号の格納庫は船体中央の下部フラップターが離着艦する部分となります。床の部分は布切れが張っているだけという非常にデンジャラスな床であり、うっかり踏み込んでしまうとムスカ大佐と同じ運命を辿る。飛行機械フラップター専用の格納庫があり、空中で発着陸可能な収容機能を備えています。

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タイガーモス号の功績

名作アニメ「天空の城ラピュタ」に登場する「タイガーモス号」の功績と活躍について見ていこう!「タイガーモス号」の功績を語るうえで必須とされる知られざる功績と活躍を紹介していきます。物語冒頭シータが乗っていた飛行船を襲う際に「タイガーモス号」は初登場しています。その後はパズーとシータがドーラ一家に加わり乗船するシーンにて再び登場します。そして、シータの持つ飛行石が示していた方角にラピュタがあると分かり、ラピュタ探索へと出発します。夜間飛行中にパズーが雲の中でゴリアテの影を発見し奇襲攻撃を受けてしまいます。

雲海に緊急回避し難を逃れています。シータとパズーが乗る見張り台で高高度から周囲の警戒を行ってた所、気流が急変します。そして、それが「竜の巣」である事が判明する。ラピュタは「竜の巣」の中にありるのだが、タイガーモス号の船体は「竜の巣」の中では、空中分解する恐れがあった。そこへ、再びゴリアテが襲来、猛烈な砲撃を受け尾翼や本体に被弾。危機的状況に陥り、「竜の巣」へと突入します。しかし、その直後にゴリアテの砲撃が直撃し制御不能になり、更に追撃されて大破。「龍の巣」に呑み込まれてしまいます。撃墜されたと思われたがラピュタに接岸されていた。全損大破しており飛行不能となる。しかし、格納庫のフラップターが無事であり結果としてドーラ一家を救う大活躍しました。

タイガーモス号の最期

タイガーモス号の最期について紹介していきます。シータの情報を元に、ラピュタへと向かいます。やがて「竜の巣」に遭遇し退避しようとするがラピュタが「竜の巣」の中にあると分かり、突入しようとします。しかし、ゴリアテに発見され攻撃をかわしつつ航行を続けるが砲撃を受けて大破、コントロールを失い制御不能になっている所を、更に砲撃され被弾し大破。「龍の巣」へと消えて行きました。撃墜されたと思ったが、ラピュタまで辿りついていた。しかし、全損し飛行不能な状態となっていた。格納庫にあるフラップターは奇跡的に無事だった為、結果としてドーラ一家を救った事になります。その後、崩壊するラピュタと共に海中へと没し最期を迎えました。

タイガーモス実在機

名作アニメ「天空の城ラピュタ」に登場するドーラ一家の母船「タイガーモス号」は「ヒトリガ」という蛾がモチーフになっています。同じく「ヒトリガ」の愛称で呼ばれる航空機が実在しています。イギリスのデ・ハビランド社製の練習機となっていた「デ・ハビランド DH.82 タイガー・モス」です。1920年代にDH.60 モスシリーズの軍用型として設計され、1931年には初等練習機として軍だけでなく民間の飛行学校でも数多く使用された機体です。。第二次世界大戦では主力練習機として数多くのパイロットを育成し、前線で連絡機として使用されていました。また、ビルマ戦線では多くの負傷者を輸送しました。戦後は民間に払い下げられています。現在でも飛行可能な機体も数多く存在しています。総生産機数は、8,000機を超えています。

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名作アニメ「天空の城ラピュタ」に登場する「タイガーモス号」は知られざる功績を残していました。空賊ドーラ一家の母船であり影の功労者「タイガーモス号」この飛行船なくしてラピュタへはたどり着く事が出来ません。武装もなく丸腰で最強の飛行戦艦「ゴリアテ」に挑む姿…まぁ逃げただけですが…。それでも立ち向かったボロ船…いや勇敢な船。大破し飛行不能となり崩れ落ちる天空の要塞ラピュタから、結果的にドーラ一家を救った英雄「タイガーモス号」儚く散った飛行船ですが、その功績は計り知れない。もっと影の功労者「タイガーモス号」に注目してあげて!と訴えたいです。影の功労者「タイガーモス号」に注目して名作アニメ「天空の城ラピュタ」ご覧になって観てはいかがでしょうか?

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